今日は、7月7日ですね。
京都は、天気予報では、夜は晴れになっていましたが、晴れても市内では天の川は見えないかもしれませんね。
さて、以前ちらっと書いてましたが、ようやく石原慎太郎著「天才」を読みました。
石原慎太郎の本って、こんなに読みやすいんだという感じでした。
もちろん一人称で書かれているということもあると思いますが。
あれだけ色々やられた方の一生を書くのには、このページ数ではとても足りないのか、構成としては、幼少期と入院されてから、そしてあとがきに割合を割かれていました。
当時を知らない私が読んでも、興味深い一生だと思いました。
田中角栄が、日本人の多くが好きそうな、苦労の多い生い立ちと、そこから出る人間味の強さ、人気の政治家だったんだろうことが想像できます。
人間味の強さを垣間見れるシーンとして、アメリカや中国でのやり取りも見ものでした。
そして、石原慎太郎が政治家時代に散々批判した金権政治の話も。
ただ、単に私服を肥やすような使い方でなく、本当に先見性のある人がそのために使うのなら、それもありだったんじゃないのかと思わされるような個所もありました。
石原慎太郎がこれを書いていると思うとなんだか面白いですね。
そして、あとがきの読み応えがあります。
なかでも政治家時代の石原慎太郎と田中角栄のとやり取りと、その振り返りは石原慎太郎にしか書けないものですね。
あえて、気になったのは、表紙の写真に関する記述がすこし欲しかったなと、もしかしてその記述を見落としていたらすいませんが、なんとも言えない表情だと思いませんか?
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